「キサマは…いったい…」
「オレは浦岡頃車
暗殺者だ
死ぬまで覚えておけ」
「達成」
「あぁあ 疲れた
家に帰って
チョコバーでも食おうか」
「オレは浦岡頃車
総理大臣直属の秘密組織DUSTに所属する暗殺者だ
まあ 実のところ オレに名前などはない
あるのはただのコードネームだけだ
今のこの名も上層部から与えられたコードネームだ
オレだけじゃなく
DUSTのみんなもそうだ
この組織に入るにはこれまでの名前や身分などを含むすべてを捨てることが必要だ
つまり過去の自分と完全に断ち切らないとDUSTには入らない
それに 入りたければ誰でも入られるわけではなく
資格は政府に選ばれた者たちだけが持っている
入ったから初めての暗殺行動に出られるまで半年ぐらいの特訓も必要だ
それを耐えられる者だけが暗殺者になることはできる
でもそのかわりに 毎月の給料は驚くほどの高さだ
さすがそこまでにやった甲斐がある」
「うん みんな揃ったな
これで新生チームO結成だな」
「チームO? おれたちのちーむのことか?」
「そうだ
Oとは
オペレーション
つまりおれたちは暗殺行動の実行チームってことだ
俺たち以外にもうひとつの4人チームがある
そいつらがチームI インベスティゲーションって意味さ
犯人の正体や居場所を突き止めるのが彼らの役目だ
じゃあまず ちょっと自己紹介してもらおうか
よしっ これからみんな仲良くやれよ
ところで おれは
これからおまえたちのリーダーになる男だ
今後お見知りおきを
それでは おまえたちに知らせておきたいことが二つある
まあ おまえたちももう知っていると思ったが
DUSTの存在自体は国家機密だ
聞いたところによるとこの組織のことに関しては警察の方さえも知らない
だから今後任務を遂行するときは一般市民に気付かれないよう慎重に行動してくれ
浦岡くんのような派手なやり方は遠慮してほしい
みんな「はい!」 「…はい」(ゲス顔)
さて
次はサタンコアとデビルズチャイルドについでだ」
「デビルズ…チャイルド?」浦岡
「そう
おれを含めて この場にいる者全員のことだ」
「どういうことなんですか」雨宮
「みんな サタンコアのこと知ってるよね
あの謎の多角結晶体
ひとつのサタンコアには必ずそれ相応の適合者がひとりいる
適合者はサタンコアと運命的に引き合う
そしてそのコアを体内に取り込むことによって
人間を遥かに超える力を持つ超人になれることができる
その力で正しいことをする善者もいるなら
サタンコアの力でさまざまな悪事をする犯罪者になった人間もいる
善悪を問わず そんな適合者たちのことはデビルズチャイルドと俺たちは呼んだ
つまり悪魔の子供って意味だ」------
「よお 遅くて わりぃ」
「なんだそれ!!」
「マスクだよ 見てわかんねぇのか」
「アホか」
「ってあいつだな 今回のターゲット」
雨宮「ええ 石田哲夫 歳 連続銀行強盗事件の犯人です」
「なにもはじまらないでしょ」
「とりあえず行ってみるぞ」
「それっ!」
ジャンプ
「あっ ちょっと 浦岡くん」
「ああもう あのバっカ!」
主人公着地
「ん?」
ふたりも跳んできて
「テメェらなにものだ」
「それはおまえを倒したあとで教えてやるから 今はおとなしくおれたちにやっつけろ」
「ほほぉ けっこうカッコイイセリフだったね でも先に言っておくが、おまえら如きにはこのおれを傷ひとつつけることさえもできねぇんだぜぇ」
「そんなこと、やってみなきゃわかんねぇんだろ」
「じゃあ 実際にやってみたらどうする?」
「ああ おれもそう思ったよ」
「こいつでいくぜ!」
「ブレードアーム」
横斬 反動
和人「おい どうした」
浦岡「こいつ…硬ぇ」
雨宮「硬いって どういうこと?」
石田「言っただろ おれは傷つけられねぇって」
浦岡「クソォ ウェアチェンジだ」
石田「フン いくら試しでもムダなことだ」
浦岡「ハンマーアーム」
「これでおまえを叩き潰すっ!」
「クッ だったら」
「ドリルアーム」
「これは…
ドリル突き
「どうだ!」
敵の顔を見て
「なっ」
腹パンされ
「うっ」
飛ばす
壁にキス
「雨宮 おまえは下がれ こいつはおれがなんとかする」
「フン 命を拾ったみたいだな オレはもう」
「ん?水?もしかしたらオレにシャワーでも浴びてぇのかぁ がははは」
「ああ しびれるほど気持ちいいシャワーだけどなあ」
和人電力チャージ
石田「またおれをつもりかぁ? 言ったはずだ どんな攻撃でもおれには一切効かねぇんってよ」
和人「そうかもしれないけど こいつも言ったでしょ やってみなきゃわからねぇって」
浦岡「和人 おまえ」
和人「えいっ!」
電撃
石田「フン 痛くも痒くもねぇな」
「さて そろそろ終わりにしようか」
「クッ なにっ 体が…動けん」
雨宮「やつはもうマヒした やるなら今のうちよ」
和人「今だ 浦岡ァ!」
浦岡「ああ 状況はよく分からねぇが 今度こそやり遂げるぞ スナイパーアーム」
「砕けぇええええ!」
発射
顔砕く
「」
浦岡「あの ちょっと聞きたいことがあるんだけど あれは一体どういうことなんだ なぜあいつは突然動けなくなったか?」
風間「簡単なことさ 任務のとき ターゲットと戦闘している最中にあなたがあいつの胸元に傷をあいたということを 私は雨宮くんから聞きました」
浦岡「雨ちゃん そんなとこまで」
風間「ただの軽傷なんですが そのケガを利用して電流を体内に導きそして全身に流れ込む もし成功したらやつの筋肉はマヒという状態になることだろうと私は推定しました」
浦岡「ああ なるほど」
風間「そのチャンスを掴めて 胸元の傷を狙って 射撃する これで間違いなくやつを撃破することができます」
浦岡「おまえって本当にアタマがいいよなあ」
風間「いや これくらいでなんてこともないんですよ ちゃんと考えれば誰でも思いつけますと思う」
三人で任務に出る 浦岡 宇佐美 和人
「なぜおまえら そんな力を持っている!?」
「愚問だな おまえたちと同じデビルズチャイルドだからさ」
「見ろ! そのバッジ…」
「まさかおまえらも…暗殺者!」
「ほぉ 一発で正解だ 褒めてやろう」
「そのご褒美にあなたたちをあの世に送ってやろうか」
「こいつらはまずい ここはいったん引こう」
「そうはさせないよ 霧彦」
「わかってるって」
「あいつ 湯気になって消えたぞ!」
「ヤバイ これで何も見えなくなった」
「こんな状況で 撤退すらできないおまえたちにとって 戦闘はならさおだ」
浦岡「くそ どこにいるんだ」
霧彦「後ろよ」
浦岡「えっ」
パンチ
浦岡「ゲホッ」血を吐く
「浦岡ァ 大丈夫か 何が起こった」
その後はほかの隊員に助かれた
「
「焦ることはない
どうせ彼らはオレたちに消し去れる運命さ」
でもなぜおれにはそんな力を持っているんですか そう じつはオレ自身もチャイルドだった 一年前、ある雨の日に渋谷の裏通りでオレは自分のサタンコアと出会った ”ウェアコア” これがオレのコアの名前だ
ウェアコアの能力はオレの右腕をいろんな武器や道具に変化することができる
さすが悪魔の右腕を持つ男
社会の裏で隠れる彼らを捜し出すそして殲滅することこそが俺たちの仕事」
「サタンコアについてある伝説はあった
大昔、およそ3万年前
悪魔はこの世界を支配しようとして地獄から地上に侵入した
たそのとき
ある青年は立ち上がった
悪魔を退治するために
やっと悪魔を地上から追い出すことができた
その後、青年のことは人々に救世主と呼ばれていた。
救世主は悪魔の死体を分解して特殊な多角結晶体に閉じこみ 二度と出れないように神殿の地底にある密室に封印した。
そう、その多角結晶体こそがサタンコアという物だ。
悪魔の魂は救世主によって封印されたからそれなりの時間も流れた
だが予想外のことが起こった
つい今から2年前の出来事なんだけど、その神殿の遺跡は何者かによって発見されそいつが3万年も続けていた封印を解けしまった。
長いに渡り封印から解放したサタンコアは封印器のひとつとしての聖なる石棺から空に飛び散ってこの国のどこかにばらまかれた。」
「サタンコアには悪魔の意識や魂が宿っている」
今度任務に出るときはちゃんとマスクをつけたから行ってくれ わかった?